
インテリアコーディネーター2次試験の論文は、書き方のコツを押さえれば短時間で合格点を取れます。製図に集中する時間を確保するためにも、効率的な論文対策が必要です。この記事では合格するための文章構成と勉強法を解説します。論文に苦手意識がある…という方はぜひ最後までご一読ください。
論文試験の基本を理解する
インテリアコーディネーター2次試験の論文では、与えられたテーマについて550文字から600文字で意見をまとめます。試験時間は製図と合わせて180分なので、論文には60分以内で取り組むのが理想的です。製図に十分な時間を残すことが合格への近道となります。
出題されるテーマの特徴
近年は1つの大きなテーマに対して、3つの視点から論じる形式が主流です。たとえば幼児の安全な住環境について、床材の選択、家具の配置、建具の開閉という3つの観点から述べる問題が出題されました。高齢化対策、省エネルギー、子どもの安全といった社会背景を意識した内容が増えています。新型コロナウイルスへの対応として、住まいの換気について問われたこともありました。ニュースや社会問題に普段からアンテナを張ることが大切です。
採点で重視されるポイント
原稿用紙の使い方や文字数の規定を守ることは大前提となります。文末表現を統一し、専門用語を正確に使用しましょう。インテリアコーディネーターとしての視点から、現実的で具体的な提案ができているかが評価されます。問題文の内容をそのまま使い回すと考えが浅いと判断されるため、自分の言葉で表現することが求められます。
合格する文章の組み立て方を身につける
論文には型があり、この型に沿って書けば誰でも合格レベルの文章が作れます。序論で提案内容を示し、本論で具体策を述べ、結論でまとめるという流れが基本です。序論と結論は全体の1割から2割、本論が7割から8割の分量を目安にします。
序論で方向性を明確にする
序論では出題テーマについて何を提案するか明確に示します。「○○について考えてみたい」「△△の観点から提案したい」といった形で、これから述べる内容の方向性を読み手に伝えましょう。たとえば「明るいインテリアにするための色彩計画を提案したい」のように書きます。
本論で具体的に論じる
本論が文章全体の7割から8割を占めます。指定されたキーワードや視点ごとに段落を分けて論じましょう。「まず床材については」「次に家具配置では」というように、論点を明確にしながら書きます。具体的な素材名や寸法を挙げて説明すると説得力が増します。カーテンの結露対策であれば、ウォッシャブル生地を選ぶこと、カーテンの丈は床ぎりぎりにすることなど、実践的な内容を盛り込みます。
結論で姿勢を示す
結論ではインテリアコーディネーターとしての姿勢を述べます。「依頼主の要望に応えられるよう、さまざまな商品知識を身につけられるよう努力していきたい」といった前向きな一文で締めくくりましょう。
効率的な勉強法で時間を節約する
論文対策は2次試験全体の勉強時間の2割程度に抑え、残りは製図に充てるのが合格への近道です。論文の優先度を下げても、ポイントを押さえた学習で十分に合格点を取れます。
参考書で基本を学ぶ
まず論文専門のテキストで原稿用紙の使い方や文章構成のルールを学びます。過去問題集を使い、模範解答を読む前に自分ならどう書くか想像してから答えを確認すると、論点の組み立て方が身につきます。
模範解答と自分の考えが完全に一致することはないので「なるほど、このような方法や意見もあるのか」と納得できれば問題ありません。1次試験のテキストも論文の勉強に役立ちます。インテリアコーディネーターとしての視点や心構えが必要になるため、公式ハンドブックに目を通しておくと勉強になります。
キーワードを整理する
1次試験のテキストを見直して、バリアフリー、照明計画、環境対策、防犯、シックハウスなどよく出るテーマのキーワードを箇条書きでまとめます。過去10年分の出題テーマに目を通し、時代背景と結びついた問題への対応力を養いましょう。どのテーマでも応用できるように、だれにでも、どの部屋にも当てはまる内容を押さえておくことが大切です。
実践練習のコツを押さえる
下書きをせず、直接解答用紙に書く練習をします。試験では時間が限られるため、頭の中で文章を組み立てながら書く技術が必要です。最初は難しく感じますが、過去問を繰り返し解いて文章を書くことに慣れれば、この流れが自然にできるようになります。文章をまとめる力とスピードアップをはかることができます。
本番での時間配分を決めておく
2次試験では論文を先に片付けると、製図に集中できて精神的に楽になります。論文は60分以内、できれば50分程度で仕上げるのが理想です。
解答手順を組み立てる
問題文を読んだら、まず問題用紙にキーワードを書き出します。次に序論、本論、結論の大まかな流れを決めて、いきなり解答用紙に書き始めましょう。文字数の目印を原稿用紙につけておくと、書きながら分量調整ができます。550文字や600文字のラインに印をつけて、その目印を超えるように意識して書きます。
見直しの時間を確保する
誤字脱字や文末表現の統一を確認する時間を5分から10分確保します。専門用語の間違いや原稿用紙の使い方ミスがないかチェックしましょう。文字数が足りない場合は、具体例を追加して調整します。文字数が足りなすぎると不合格になるため注意が必要です。
まとめ
インテリアコーディネーター論文対策では、序論、本論、結論という基本の型を身につけ、過去問で実践練習を重ねることが合格への近道です。論文専門のテキストで原稿用紙の使い方を学び、1次試験のテキストで専門知識を整理しましょう。製図に十分な時間を残すためにも、論文は60分以内で仕上げる練習が必要です。社会背景を意識したテーマが増えているため、日頃からニュースにアンテナを張ることも大切です。


