難易度高め?インテリアコーディネーター資格の試験難易度について紹介!
インテリアにこだわりがある、インテリアに携わる仕事がしたいという人と考えている人も多いものです。インテリア関連の職種に就きたい場合は、インテリアコーディネーターという資格は取得しておきたいものといえるでしょう。そこで今回の記事では、インテリアコーディネーター資格の試験難易度や勉強方法について、詳しく解説していきます。
インテリアコーディネーター資格の難易度と勉強時間の目安
インテリアコーディネーター資格の難易度と、勉強時間の目安はどのくらいなのでしょうか。
インテリアコーディネーター資格の難易度について
インテリアコーディネーター資格の難易度を考えるにあたり、参考にできるのが資格試験を運営している「公益財団法人インテリア産業協会」が発表しているデータです。同協会から発表されているデータによると、2016~2020年度の合格率は22.5〜25.1%となっています。毎年約1万人近くが受験している人気資格であり、試験難易度も約4人に1人しか合格できないものとなっているため、試験対策は万全を期す必要があるでしょう。
インテリアコーディネーターの試験は一次試験と二次試験の2つにわかれていますが、一次試験の合格率が約3割であるのに対して、二次試験は5~7割となっているのが特徴です。そのため、まずは一次試験の対策を行えれば、その後二次試験に合格するのは比較的簡単だといえるでしょう。
インテリアコーディネーター資格の勉強時間の目安
インテリアコーディネーター資格の試験を合格するには、どれだけ勉強すればよいのでしょうか。インテリアに関する知識がどれだけあるのかによっても、資格合格までたどり着く時間は変わってきます。ただし、おおむね半年近くは必要になると考えておいた方がよいでしょう。しかしインテリアに関する知識がまったくない、もしくはゼロであるという人にとっては、基本的な知識や概念を覚えるのに時間がかかるため、1年程度を見込んでから対策を始めた方がよいかもしれません。
インテリアコーディネーター資格はなぜ難しいのか?
インテリアコーディネーター資格は、合格率が25%前後と難関資格となっていますが、なぜ合格率が低いのでしょうか。
インテリアコーディネーター資格が難しい理由のひとつとして、専門用語が多い点が挙げられます。試験では、インテリアに関する用語や概念はもちろんのこと、建築に関するものや住宅設備など幅広い知識が問われるようです。そのため、試験対策も充分に行わなければなりません。インテリアのデザインや設計に関連する仕事に、日常的に携わっていれば、経験にもとづいてわかりにくい設問に対応することもできますが、完全未経験者にとっては見慣れない用語も多いものです。
またインテリアをコーディネートするにあたって、表現力も必要とされます。とくに二次試験では特定の課題を与えられ、課題に対するプレゼンテーションを行ったり論文を執筆したりする必要があるのです。知識だけでは合格できないのも、インテリアコーディネーター試験に合格する難しさの要因でしょう。
インテリアコーディネーター資格試験に向けた勉強方法
インテリアコーディネーター資格試験に合格するための勉強方法は、以下の3通りが考えられます。
独学で勉強する
インテリアコーディネーター資格試験は、市販で販売されている参考書などで勉強することができます。ただし、専門的な知識が問われることの多いインテリアコーディネーター試験では、独学で合格することは難しいのも事実です。わからないところや理解するのが難しいポイントについて1人で勉強していると、時間がかかってしまうため、勉強時間をしっかりと確保できる人に向いた勉強方法といえるでしょう。
予備校などに行く
予備校や資格試験のためのスクールに行くことも、インテリアコーディネーター資格試験に合格するためには有効な選択肢です。しかしこの方法の場合、費用が負担となってしまう可能性があるので注意が必要でしょう。また、講義の時間などはすべて事前に決められているため、社会人などまとまった時間を取れない人には、通うのが難しいというデメリットもあります。
通信講座で勉強する
インテリアコーディネーター資格試験通信講座で勉強することも、効率的に合格するためにはおすすめできる方法でしょう。通信講座の大きなメリットとして、時間や場所を問わず勉強できることが挙げられます。またわからないところに関してはいつでも質問できるため、自宅などでスムーズに勉強を進めることも可能です。試験直前には、論述のための添削指導などもしてくれるため、充分に試験対策をできるでしょう。
インテリアコーディネーター資格試験は難関試験として知られています。しかし、効率的に勉強すれば合格することは難しくない試験です。自分に合った勉強方法を見つけて、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。