
インテリアコーディネーターは、他の資格もあわせて持っていると、市場における大きな差別化ポイントになります。本記事では、インテリアコーディネーターがプラスアルファで持っておくと役立つ資格を「建築・設計関連資格」「空間プランニング関連資格」「特定分野に特化した資格」の3つに分けて紹介します。
建築・設計関連資格
設計や建築に関する資格は、インテリアコーディネーターとして活躍するうえで大きな強みとなる資格です。これらの資格を取得することで、専門知識が深まるだけでなく、仕事の幅が広がり、独立やキャリアアップにもつながります。特に、空間づくりにより深く関わりたい方にとっては、取得しておいて損のない資格といえます。
インテリア設計士
まず「インテリア設計士」は、インテリアの計画・設計から施工管理まで幅広く対応できる技術者を目指す資格です。リフォームやリノベーションを含めたトータルコーディネートを行いたい場合に非常に役立ちます。
インテリアコーディネーター資格があればインテリア設計士2級の受験が可能となり、さらに実務経験が1年以上あれば1級にも挑戦できます。両方の資格を持つことで、提案力や設備・施工に関する理解が深まり、より説得力のあるコーディネートができるようになるでしょう。
建築士
一方で「建築士」は、建物そのものの設計に携わる国家資格です。インテリアだけでなく、建物の企画段階から関わりたい場合には、建築士の資格取得が有効です。ただし受験資格や実務経験が必要となるため難易度は高くなります。しかし、その分取得後の信頼性や専門性は非常に高く、仕事の幅は格段に広がります。
空間プランニング関連資格
空間のプランニングに関する資格は、インテリアコーディネーターとして提案の幅を広げたい方にとって非常に有効な資格です。インテリアの基礎知識に加え、住環境を快適に整えるための専門知識や創造力が求められるため、これらの資格を取得しておくことで、より総合的で質の高いコーディネートが可能になります。スキルアップはもちろん、転職や独立を見据える際にも強い武器となるでしょう。
住空間収納プランナー
まず「住空間収納プランナー」は、日本収納プランナー協会が2009年にスタートした新しい資格制度で、住みやすい空間づくりを提案するプロフェッショナルです。間取りやライフスタイル、生活動線を踏まえ、最適な収納計画や家具配置、インテリアの提案を行います。
インテリアコーディネーターは単におしゃれな空間を演出するだけでなく、住みやすさと機能性を両立させることが求められます。そのため、この資格を併せて取得することでより実用性の高い提案ができ、ワンランク上のコーディネートを実現できるようになるでしょう。
福祉住環境コーディネーター
次に「福祉住環境コーディネーター」は、高齢者や障がいを持つ方に配慮した住環境の整備を専門とする資格です。東京商工会議所が認定する民間資格で、医療・介護・建築といった幅広い分野の知識が必要とされます。
医療や介護の現場、また住宅リフォームに関わる職種でも活躍の場が広く、住宅改修の提案や福祉用具の選定、さらには改修費支給の申請書類作成など具体的な実務にも携わります。高齢化が進む日本において、今後ますます需要が高まると考えられる資格です。
特定分野に特化した資格
インテリアコーディネーターとして活動していると、照明や窓装飾、キッチンなど、特定の分野に関する専門知識が求められる場面があります。そうした場合、特化型の資格を取得しておくことで、より的確で利用者に寄り添った空間提案が可能となります。
ライティングコーディネーター・照明コンサルタント
まず「ライティングコーディネーター」「照明コンサルタント」は、快適な住空間を演出する照明の専門家です。照明は空間の雰囲気作りや演出に欠かせない要素であり、資格を持つことで理論に基づいた光の調整や配置が可能となり、質の高いコーディネートに直結します。
窓装飾プランナー
「窓装飾プランナー」は、カーテンやブラインドなど窓まわりの装飾に特化した資格です。機能性と装飾性を両立させながら、お客様のライフスタイルや好みに合わせた窓装飾を提案できます。インテリア業界だけでなく、小売業界や百貨店でも活躍の場が広がる資格です。
キッチンスペシャリスト
さらに「キッチンスペシャリスト」は、キッチン設備やレイアウト、リフォーム提案に精通した専門資格です。料理や家事を中心とした住まいの重要な空間であるキッチンを、使いやすく美しい空間にプロデュースできるため、現代の多様化するニーズに応える強みとなります。
まとめ
インテリアコーディネーターがプラスアルファで取得できる資格は、専門性を高め、提案力や仕事の幅を広げる大きな武器となります。「建築・設計関連資格」としては、インテリア設計士や建築士が空間づくりの基礎から施工まで幅広く対応できる力を養い、独立やキャリアアップにも直結します。「空間プランニング関連資格」としては、住空間収納プランナーや福祉住環境コーディネーターを取得することで、住みやすさや福祉に配慮した総合的なコーディネートが可能になります。また「特定分野に特化した資格」としては、ライティングコーディネーターや窓装飾プランナー、キッチンスペシャリストを持つことで、照明や窓、キッチンなどの専門的な提案力が高まり、利用者により寄り添った空間作りが実現できます。


