インテリアコーディネーターの資格は「インテリアが好きで、好きなことを仕事にしたい」「手に職をつけたい」「キャリアアップしたい」といった人に人気の資格です。勉強のため専門学校やスクールに通わず、独学で資格取得を目指す際のメリットとデメリット、注意点をまとめました。
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インテリアコーディネーターの難易度は?
こちらでは2019年から2021年までの合格率をまとめました。まずは、それぞれの合格率から紹介していきましょう。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2021年 | 9,935名 | 2,234名 | 23.5% |
2020年 | 8,468名 | 2,045名 | 24.1% |
2019年 | 7,561名 | 1,896名 | 25.1% |
この統計からみると、インテリアコーディネーターは4人に1人の割合で合格することが分かりました。合格基準は70%前後とそこまで高くありませんが、なぜここまで低い合格率になっているのでしょうか?
その理由としては、試験の出題内容が幅広いことが考えられます。一次試験はマークシート形式ですが、インテリアの歴史や法規則など幅広いジャンルの知識が求められます。さらに、インテリアコーディネーターは住宅に関わる仕事のため、建築関連の専門用語も覚えなければなりません。「マークシートだから暗記すれば大丈夫」と油断している人が多いことから、このような合格率になっているのかもしれません。
一方、二次試験は論文とプレゼンテーションの形式で行われます。ここで求められるのは、自分のアイデアを限られた時間で表現する能力です。二次試験では、どんな図面が出題されるか当日まで分からないため、過去問題を解いて問題形式に慣れておく必要があります。
インテリアコーディネーターの試験に独学で挑むメリット
インテリアコーディネーターの資格取得に独学で挑むメリットとしては、まず費用面があげられます。スクールに通った場合、相場は安くても10万円~。通信講座でも4万円~7万円前後の受講費用がかかります。独学であれば資格取得用のテキストや過去問題の購入費用だけで済むので、新品のテキストでも1万円前後、さらにフリマサイトなどを活用すれば5000円以下で試験対策ができます。経済的に余裕がない人やできるだけ節約したい人にとって、独学での資格取得はコスト面で大きなメリットがあるといえます。
もう一つの独学のメリットは自分のペースで勉強を進められるという点です。仕事や学校、家事、育児など日常生活が忙しい人にとって、スクールに通うのは金銭面だけでなく時間的な負担も大きいものです。「決まった時間、決まった場所に行かなくてはならない」という縛りがあるスクールと比較して、自分の都合のいい時間やスキマ時間で勉強を進められるのが独学のメリットです。スクールであってもテキストがベースであることは変わらないので、自分の生活スタイルや性格に合わせて、勉強方法を選んでみましょう。
独学でインテリアコーディネーターの試験に挑むデメリット
インテリアコーディネーターの資格取得を独学で目指すと経済的・時間的なメリットがある一方、デメリットもあります。最も大きなデメリットは挫折のしやすさです。スクールや通信講座に通う際は数万円のお金を最初に支払うので「資格を取得しないとかけたお金が無駄になってしまいもったいない」という気持ちになり、それが勉強のモチベーションになります。独学の場合はそれほど大きな費用をかけていないので、そういった気持ちは生まれにくいです。
スクールは先生や友達と一緒に勉強できるとう点でもやる気を維持しやすいです。独学であれば、勉強をしてもしなくても誰にも何もいわれることはありません。そのため自分のモチベーションは自分で管理しなくてはなりません。独学の経済的メリットは、モチベーションを維持できるかという観点ではデメリットになります。
また、効率よく勉強ができるかという点で独学が難しいと考える人もいます。インテリアコーディネーターの試験は専門用語も多く、とくに最初はわからないことが次々でてきます。躓いたときにすぐに相談できる人がいないので、そのまま勉強がいやになってしまうことも珍しくありません。スクールであれば、効率のよい勉強方法や勉強の優先順位についても教えてもらうことができますが、独学の場合はそういった勉強の進め方も自分で考える必要があります。
自分が計画をたてて勉強に取り組めるか、課題にぶつかったときに自己解決できるかどうか、独学での資格取得を始める前に一度考えてみるといいかもしれません。
独学でインテリアコーディネーター資格の勉強を進める際の注意点
独学でインテリアコーディネーターを目指す場合のメリットとデメリットを紹介しました。独学は、自分のペースでお金をかけずに資格取得を目指せる一方、モチベーション維持のしやすさという点ではスクールに軍配があがります。独学とスクールの資格取得率でいうとやはりスクールのほうが上です。
とはいえ、独学で資格を取得した人も大勢います。独学でインテリアコーディネーターの資格を取得できるかどうかはシンプルに性格によります。自分でモチベーションを維持できて、勉強計画も自分でたてられるという人は独学で資格取得を目指してみてください。わからないことがあっても今の時代はインターネットで自分の好きな時間にいろんな人に質問をすることもできます。もくもくと自分で勉強できる、勉強は友達とやるより一人でやりたいというタイプの人も独学の資格勉強が向いているといえます。
スクールに通う経済的な余裕はないけど、一人で勉強する自信もない…という人は、費用面でもモチベーション維持の面でも独学とスクールの間にある通信講座がちょうどいいかもしれません。まずは自分がどんなタイプの人間かを考え、自分にあった勉強方法を選ぶことがインテリアコーディネーターの資格取得につながる最短の道ではないでしょうか。
インテリアコーディネーターの資格が取得できれば、個人事業主として独立したり、できる仕事の幅が広がったりとキャリアアップにつながっていきます。資格取得のための勉強方法として独学・通信講座・スクールのメリット・デメリットを比較し、自分の性格に合った勉強方法を選ぶことで資格取得につなげていきましょう。